「降水確率30%」を見て、傘を持つか持たないか迷ったことがある人は多いと思う。持って出て晴れれば荷物が増えただけ。置いて出て降られれば濡れる。毎朝この判断を繰り返している。
問題は、「30%」という数字が「傘が必要かどうか」という問いに直接答えていないことだ。
降水確率だけでは足りない理由
気象庁の「降水確率30%」は「その日の特定の時間帯に、1mm以上の雨が降る確率が30%」を意味する。でも、私たちが知りたいのは「今日の自分の通勤で、どのくらい濡れるリスクがあるか」だ。
同じ30%でも、状況によって答えは変わる。
自転車で30分走る → 小雨でも確実に濡れる
電車+徒歩5分 → 折りたたみ傘で十分
朝は0%・夕方40% → 朝から大きい傘が必要かもしれない
「降水確率30%」は天気の一側面を数値化したものだ。「傘が必要か」という判断には、交通手段、通勤時間帯、朝夕の天気の変化、移動距離といった文脈が必要になる。
カサいる?がやっていること
カサいる?のリスクスコア計算は、これらの要素を合算してひとつの数値を出す。
まず通勤ルートを区間ごとに分けて、それぞれの区間で降水確率を取得する。自宅→乗り換え駅、乗り換え駅→職場のように区間ごとに分けることで、「朝は晴れでも帰りは雨」という変化を捉えられる。
次に交通手段ごとの「濡れやすさ係数」をかける。自転車は1.5(最も濡れやすい)、徒歩は1.0、電車・バスは0.2(駅の屋根で守られる区間が多い)。降水確率60%でも電車中心なら判定が「折りたたみ傘」にとどまることがある。
最後に朝と夕方の判定を合算して、一日を通じた必要な傘のサイズを出す。朝の帰宅時間帯に降水確率が高ければ、朝から大きな傘を持つ判定になる。
結果は3段階だけ
計算の結果は「不要」「折りたたみ傘」「大きい傘」の3つに絞っている。
数値を見せることもできたが、「リスクスコア67」を見てもほとんどの人は判断できない。判断が必要なのは「傘の種類」だけだ。出力を絞ることで、朝の判断を0.5秒にした。
アカウント登録は不要。自宅と職場を設定するだけで使い始められる。交通手段を正確に設定するほど判定が自分の通勤に合ってくる。