占いアプリを使おうとして、名前や生年月日を入力する画面で少し止まったことはないだろうか。「これ、どこかに残るのかな」「広告に使われないかな」という感覚。その不安は、まったく的外れではないと思う。

何を収集して、何を収集しないか

Enariaが鑑定に使う情報は3つだけだ。

・生年月日(四柱推命・数秘術などの計算に必要)

・名前(任意。鑑定の文脈に使うが、身元確認には使わない)

・相談内容(あなたが入力した文章)

名前はアカウント登録に紐づかず、姓名判断(五格計算)の計算素材としても使われる。呼びかけ語として機能するだけでなく、名前に宿る数理的な意味が鑑定に反映される。住所・電話番号・メールアドレスのフォームは存在しない。入力できない項目は、最初から収集していない。

「集めないものは、漏れようがない」——これがEnariaの個人情報に対する基本的な考え方だ。

生年月日はどう使われるか

生年月日は四柱推命の命式や数秘術の計算に用いる。具体的には年・月・日を占術の変数として処理し、「あなたの生年月日から見えること」を鑑定に反映するために使う。

この計算はその場で行われ、結果として出てくるのは占術上の「解釈」であって、生年月日の文字列そのものが外部に渡ることはない。

通信とセッション管理の実際

すべての通信はTLS(HTTPS)で暗号化されている。入力した言葉がそのままサーバーに届くわけではなく、経路上で第三者が読み取れない状態になっている。

ログインしていない場合、セッションが完了した後に入力されたデータは保持されない。「次回開いたら前回の内容が残っている」ということはなく、その代わりに「話した内容が知らないうちに蓄積され続ける」という状況もない。一方、ログインしているユーザーには鑑定履歴が保存され、履歴ページでいつでも確認できる。これは「自分の記録を自分が管理できる」設計として用意したものだ。

プライバシーポリシーを普通の言葉で書いた理由

Enariaのプライバシーポリシーは、なるべく普通の日本語で書いている。実際の表現はこんな調子だ。

「Enariaは、鑑定に必要な情報(生年月日・相談内容)以外の

個人情報を収集しません。収集した情報は鑑定の生成のみに使用し、

第三者への提供・広告目的での使用は行いません。」

法律の条文のような言葉にすることもできる。でも、それを読んで安心できる人はどれだけいるだろうか。読んだ人が理解できる言葉で書くこと自体が、誠実さの一部だと思っている。

プライバシー保護はコンプライアンスではなく、ユーザーへの誠意だ。法律を守るためにやるのではなく、あなたに安心して使ってほしいからやる。その違いが、設計の細かいところに出ると信じている。